クサギ

【生態等】

※分類は「APGⅢ植物分類体系」と(Engler科名)

  • 被子植物、真正双子葉類、シソ目、シソ科(クマツヅラ科)の落葉小高木。漢字名「臭木」。
  • 山野の林の縁や川岸などに生える。
  • 高さは3~5m。葉は大きく、葉柄を含めて30cm程度になり、柔らかくて薄く、柔らかな毛を密生する。葉を触ると、独特の臭いがするのがこの名の由来。
  • 花期は8~9月、果期は10~11月。花は枝先の葉のわきから長い柄のある花序(花をつける枝)を出し、直径20~25mmの白い花をつける。がくははじめ緑色でしだいに赤くなり、甘い香りがある。実は直径6~7mmの球形で熟すと藍色になる。赤いがくが開いて残るため目立つ。
  • 分布は北海道、本州、四国、九州、沖縄。台湾、中国など。

【参考文献等】

増補改訂フィールドベスト図鑑 Vol.5 日本の樹木(発行所:(株)学習研究社)
鑑定図鑑日本の樹木 枝・葉で見分ける540種(出版:柏書房)

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