カツラ

【生態等】

※分類は「APGⅢ植物分類体系」と(Engler科名)

  • 被子植物、真正双子葉類、ユキノシタ目、カツラ科(カツラ科)の落葉高木。
  • 山地に生える。街路樹として植えられている。漢字名「桂」。
  • 高さは20~25m。葉は広卵型で長さ4~8cm。秋には黄色く紅葉する。
  • 花期は3~4月、果期は10月。雌雄異株。花にはがくも花弁もない。雄花は多数の雄しべからなり、やく(おしべの花粉形成が行われる袋状の部分)は紅色。雌花は3~5この雌しべからなり、柱頭は糸状の紅色。実は袋果(内部に種子を含んだ袋状の果実)が集まってつく。
  • 分布は北海道、本州、四国、九州。朝鮮半島、中国など。
  • 材は香りがよく耐久性があるので、建築、家具、鉛筆、碁盤、将棋盤などの材料に使われる。

【参考文献等】

増補改訂フィールドベスト図鑑 Vol.5 日本の樹木(発行所:(株)学習研究社)
鑑定図鑑日本の樹木 枝・葉で見分ける540種(出版:柏書房)

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