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ツマグロヒョウモン

【生態等】

  • チョウ目(鱗翅目)タテハチョウ科ドクチョウ亜科ヒョウモンチョウ族。
  • 成虫の前翅長は約40mm。翅の模様は雌雄で異なる。雌の前翅先端部が黒色で、斜めの白帯を持つのが特徴。雄の翅の表側は豹柄だが、後翅の外縁が黒く縁取られている。
  • 日本の分布は、南西諸島から本州南西部で見られる。本州では1980年代まで近畿地方以西でしか見られなかったが、徐々に生息域が北上し関東地方北部でも見られるようになり、環境省の調査では山形で見られたとの報告もある。この北上は、温暖化の影響と言われている。
  • 世界では、アフリカ北東部からインド、インドシナ半島、オーストラリア、中国、朝鮮半島、日本までの熱帯・温帯域に広く分布する。
  • 成虫は4月頃から11月頃まで見られる。
  • 幼虫は毒虫を思わせるが、毒を持たない。

【参考文献等】

小学館の図鑑 NEO 昆虫(発行所:(株)小学館)

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