ヒトリシズカ

【生態等】

※分類は「ＡＰＧⅢ植物分類体系」と（Engler科名）

• 被子植物、基底群、センリョウ目、センリョウ科（センリョウ科）の多年草。別名「ヨシノシズカ」。
• 山地の林に生える。
• 高さは１０～２５ｃｍ。茎は枝分かれしない。
• 葉は、茎の下部では鱗片状。
• 花期は４～５月。茎の先に長さ２～３ｃｍの花穂をつけ、長さ４～５ｍｍの白色の花糸がある雄しべを集合してつける。
• 分布は北海道、本州、四国、九州。

【参考文献等】

増補改訂フィールドベスト図鑑　Vol.１～３　日本の野草（発行所：(株)学習研究社）
季節・生育地でひける　野草・雑草の事典５３０種　（発行所：(株)西東社

【投稿者解説】

茎の先に２対の葉があり輪生のように見えます。花茎の先に１本の穂状花序をつけます。萼や花びらはなく、白い３本の雄しべが横に伸びる独特の形をしています。雑木林の中などに生えますが、町田でも少なくなっているようです。

（解説者：yo.TANAKA)

（主な参考文献）
神奈川県植物誌2001　神奈川県植物誌調査会編　神奈川県立生命の星・地球博物館
牧野新日本植物図鑑　牧野富太郎　北隆館
日本維管束植物目録　米倉浩司著　北隆館